2020年度の「IT補助金」について
2020年度の「IT導入補助金(以下「IT補助金」)」制度については、経済産業省・中小企業庁から以下の情報が公表されています。
※2020年2月12日現在
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2019/191226yosan04.pdf
「IT補助金」はIT化を支援する3つの補助金のひとつ
2020年度のIT補助金は、前年度と同様「中小企業生産性革命推進事業」を推進するための補助金制度のひとつ、という位置づけになっています。
同事業では、中小企業・小規模事業者のIT化推進のために、「ものづくり補助金」「持続化補助金」「IT導入補助金」という3つの補助金を設けています。
この3つの補助金制度は、それぞれ趣旨や補助対象、補助額などが異なります。
企業のIT化への取り組み具合の進度に応じて適用されるイメージです。
3つの補助金について
ものづくり補助金
中小企業・小規模事業者が実施する、新製品・サービス開発や生産プロセス改善等のための設備投資に対して補助されます。
(参照)https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2019/191226yosan02.pdf
- 補助額:100万~1,000万円
- 補助率:最大2/3
- 補助対象経費:新製品や新サービスの提供のための機械設備購入やシステム構築など
持続化補助金(正式名称:小規模事業者持続化補助金)
小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓等の取り組みを支援します。
(参照)https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2019/191226yosan03.pdf
- 補助額:~50万円 ※共同申請可(補助上限額×事業者数)
- 補助率:2/3
- 補助対象経費:店舗の改装、ホームページの作成・改良、チラシ・カタログの作成、広告掲載など
IT導入補助金
バックオフィス業務の効率化等の付加価値向上につながるITツール導入を支援します。
(参照)https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2019/191226yosan04.pdf
- 補助額:30万円~450万円
- 補助率:1/2
- 補助対象経費:バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得などのためのITツール導入
IT補助金でホームページ制作はできるの?
このページをご覧くださっている事業者の皆様が、特に関心を特に持たれているのは、「IT補助金でホームページを作れるの?」ということだと思います。
2020年度のIT補助金は、前年度と同様、販売管理システムや勤怠管理ツール、業務日誌などといった「バックオフィス業務の効率化」にかかるITツール導入が補助対象とされています。
したがって、広報・宣伝を主目的としたコーポレートサイトなどの制作にかかる費用はIT補助金の補助対象外と思われます。
ホームページ制作が補助対象となっているのは、IT補助金ではなく「持続化補助金」です。
補助金を活用してのサイト制作をお考えの企業様は、こちらの利用を検討されてはいかがでしょうか。
詳しくはお近くの商工会議所・商工会にご相談・お問い合わせください。
※弊社は、自社サイトの制作にあたり「小規模事業者持続化補助金」を申請し採用されました。
経験実績にもとづくアドバイスも可能ですのでお気軽にお問い合わせください。