※記載内容はすべて2021年5月1日時点のものです。
「IT導入補助金」とは?
IT導入補助金(以下「IT補助金」)は、中小企業や小規模事業者などの方々が、自社の課題やニーズに合ったITツールを導入するための経費について、一定の割合・金額で補助を受けられる制度です。
ITツールの定義
ITツールとは、簡単に言えば、さまざまな業務の効率化のために使われるソフトウェアやIT関連のサービスのことです。
またIT補助金制度においては、ITツールを「補助事業者の労働生産性向上に資する①ソフトウェア、②オプション、③役務の3つ」と定義しています。
- ソフトウェア:様々な業務プロセスで生産性を向上させるソフトウェア等
- オプション:ソフトウェアの機能を拡張・サポートするもの
- 役務:ソフトウェアの導入にともない必要となるサービス
※詳しくはこちらをご覧ください。 登録可能なITツールとは
補助を受けられる事業
IT補助金を受けられるのは、IT導入補助金事務局(以下「事務局」)の登録企業が提供する、事務局の認定を受けたITツールを導入した事業に限られます。
※こちらでITツールを検索できます。 IT導入支援事業者・ITツール検索
また、IT補助金には2つの「枠」があり、いずれかに該当すれば補助を受けられます。
①通常枠
事務局の認定を受けたITツールを導入し、日本国内で実施される事業が対象です。
・補助率:補助対象経費の1/2以内(最大450万円)
・補助対象経費:ソフトウェア費、導入関連費
②特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)
感染リスクを抑える「業務の非対面化」につながるITツールを導入し、労働生産性を向上させるための事業が対象です。
・補助額:補助対象経費の2/3以内(最大450万円)
・補助対象経費:ソフトウェア費、導入関連費、ハードウェアレンタル費等
どんな会社が補助を受けられるの?
IT補助金を受けるにはまず「中小企業・小規模事業者等」であることが第一条件です。
中小企業や小規模事業者の定義は業種によって違い、例えば製造業だと「資本金3億円以下または常勤従業員300人以下」は中小企業、「常勤従業員20人以下」は小規模事業者になります。
その他にも、日本法人であること、「gBizIDプライム(行政の認証システム)」を登録していることなど、いくつかの条件があります。
※詳しくはこちらをご覧ください。 補助対象となる事業者
補助を受けるにはどうすればいい?
IT補助金を利用した補助事業を行うには、まず貴社のパートナーとなる「IT導入支援事業者」(以下「支援事業者」)を決めることから始めます。
支援事業者は、貴社のニーズに合ったITツールの提案をはじめ、各種申請等の手続きをサポートしてくれます。
※こちらで支援事業者を検索できます。 IT導入支援事業者・ITツール検索
支援事業者と導入するITツールが決まれば、おおむね次のような流れになります。
企業様はこれらのフローを、支援事業者と共同で進めていきます。
- 補助金の交付申請
- ITツールの契約・支払い
- 補助事業の実施
- 実績報告
- 補助金の交付
※詳しくはこちらをご覧ください。 申請・手続きフロー
また補助金の交付後、企業様はその事業によってどのような効果があったのかを、所定の期間に報告する必要があります(事業実施効果報告)。これも支援事業者がサポートしますのでご安心ください。
IT補助金でホームページ制作はできるの?
このページをご覧くださっている事業者の皆様が、特に関心を特に持たれているのは、「IT補助金でホームページを作れるの?」ということだと思います。
冒頭で申しましたように、IT補助金の対象となるITツールは「補助事業者の労働生産性向上に資する」ものとされています。
コーポレートサイトなど通常のホームページはITツールに該当せず、残念ながらIT補助金の補助対象外です。
一方、ECサイト(通販サイト)に関しては、対人接触の機会(店舗販売)を減らす取り組みの一つと見なされ、特例として「特別枠」での補助対象となります。
詳しくは弊社までお問い合わせくださいませ。